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「私のアソコってヘン?」デリケートゾーンの黒ずみ・ケアの方法を教えます

2020.03.27 | 読みもの

性の悩みって、オープンに話せる場所はまだまだ少ない。 迷えるレディーに向けた、ラブライフアドバイザー・OliviAさんのお悩み相談コーナーです。今回は、「アソコの黒ずみ・ケア」についての相談。

ご相談
最近お肌の老化を感じています。そこで急に気になってしまったのが、アソコのこと。 おそるおそる鏡を駆使して見てみたら、何だか黒ずんでいる気がするんです。 そもそも何が“黒ずみ”の基準かわからないのですが、アソコを若々しく保つためにできるケアを教えてください。(32才女性)
OliviA先生からのアドバイス

OliviA先生からのアドバイス

私のアソコってヘン?みんなが気にするデリケートゾーンの黒ずみ

こんにちは!ラブライフアドバイザーのオリビアです。
加齢に伴うお肌のコンディションの変化、気になりますよね…。
お顔、ボディ、そしてデリケートゾーンも例外ではありません。

実は、相談者さんと同じお悩みは、VIO脱毛をはじめた女性からよく寄せられるんです。
アンダーヘアがあると気づきにくいんですが、毛がなくなると素肌が露出されます。
医療レーザー脱毛は、前処理で脱毛箇所を剃り残しがないように観察しながら剃りますし、ブラジリアンワックス後にぷるん!とつるつるになったデリケートゾーンが嬉しくなってアソコを見てみたら、「あれ!?」と思う方も。

女性のデリケートゾーンについての調査結果(2016年に20~40代の女性を対象に実施したOLネットワークの調査)によると、「自らの性器に何らかのコンプレックスがある」と答えた人は全体の約6割。コンプレックスをもっている女性の48%が「黒ずみ」をあげています。
アンケート結果を見ても「私のアソコの色ってヘンじゃない?」と気にしている女性が少なくないことがわかりますね。

デリケートゾーンのセルフチェックのメリット

セルフチェックすることでどのようなメリットがあるか、挙げてみますね。

・目で見て洗うことでデリケートゾーンを清潔に保つことができる
・セックス前に恥垢(ちこう)や排泄物の付着がないかチェックすることはパートナーへのエチケット。安心してセックスを楽しめる。
・肌トラブルや体調の変化(おりもの異常など)にいち早く気づくことができる
・タッチすることで、自分がより気持ちよくなる性感帯を発見できる
・性交痛がある人は痛みの原因探しがスムーズになる(痛みが続く場合は病院へ)
・見慣れておくことで、セックスや産婦人科の診察で性器を見られることへの抵抗感が和らぐ

いかがでしょうか?
セルフチェックはメリットがたくさんあります。

デリケートゾーンの黒ずみの原因は?

相談者さんが気にされているデリケートゾーンの黒ずみは、肌を黒くするメラニン色素が肌に沈着する「色素沈着」です。
メラニン色素というと、紫外線による日焼けやシミ・そばかすを思い浮かべるかもしれませんが、刺激となるのは紫外線だけではありません。
デリケートゾーンの皮膚は薄く、下着(水着)の締め付け、摩擦、圧迫などが肌への刺激になるんです。
メラニン色素は、肌を守るためのバリア機能。
日本人は、色素沈着が起きやすい肌質と言われていますので、黒ずみに悩んでいる女性がいるのもある意味仕方ないんです。
それに、女性ホルモンの「エストロゲン」は、メラニン色素の生成を促すので、色素沈着が起こりやすくなります。妊娠中に肝斑ができたり、乳輪やお腹に黒い線(正中線)ができたり、色素沈着が起こるのもこのエストロゲンのせいです。見方を変えれば色素沈着は「女性ホルモンがきちんと分泌されている証」とも言えます。

自分でできる黒ずみケア

デリケートゾーンが黒ずむのは、肌のバリア機能と、女性ホルモンが原因だとわかったとしても、「それでも、黒ずみをどうにかしたい!」という気持ちをお持ちの方もいるかもしれません。
それなら、黒ずみの原因となるデリケートゾーンへの刺激をなくしていきましょう
黒ずみやすい箇所はVラインとIライン(大陰唇・小陰唇)、坐骨まわり。
ちょっとした工夫で刺激を軽減することはできます。

・ゆったりとしたショーツを選ぶ(シームレスショーツも◎)
・就寝時はノーパンで寝る
・長時間の座り仕事の人はドーナツ型の円座クッションを使う(坐骨の黒ずみ対策)
・トイレではトイレットペーパーでゴシゴシ擦らない
・バスタイムは泡でやさしく洗う
・カミソリを使ったアンダーヘアの自己処理を避ける(シェイバーでの剃毛や、毛抜きでの自己処理は色素沈着の原因になることも!専用トリマーで短くカットするなど、適した処理を行うのであればOK)
・デリケートゾーン専用のホワイトニング美容液やクリームを使う

触れ方などは、コストをかけずにすぐ取り入れられます。
ケア用品にお金がかかるものもありますが、お顔のケアをするのと同様、自分に合ったソープや美容クリームを探してみるのも楽しいですよ♪

デリケートゾーンのセルフチェックは必要?

黒ずみケアの効果がでているかどうかは、定期的にデリケートゾーンをセルフチェックしてみましょう。
デリケートゾーンは、見えにくい場所にあるので、相談者さんのように手鏡をデリケートゾーンに近づけ、チェックするのがいいでしょう。
もし、鏡で見ることに抵抗感がある人なら、背中を丸めて前傾姿勢になり、脚の間をのぞいて見てみましょう。

デリケートゾーンも、私たちの大切なカラダの一部。日々カラダの変化に気を配るよう、私は、デリケートゾーンを見たり、触れたりすることを恥ずかしがらずに習慣化するとよいと思っています。
それは、スキンケアの面だけでなく、健康やセックスの満足度にも繋がる大切なことです。

デリケートゾーンの色や形は人それぞれです。
自分の体に向き合い、丁寧にお手入れしていくうちに、顔かたちと同じように自分の個性として受け入れるようになっていくこともあるでしょう。

毎日お顔のスキンケアをするように、メリットがたくさんあるデリケートゾーンのセルフケアも習慣化できるといいですね!

OliviA(オリビア)

プロフィール

OliviA(オリビア)

1980年生まれ。ラブライフアドバイザー。学生時代に海外留学を経て、性に関する研究調査を開始。「女性のセクシュアリティー」をテーマに大学の卒業論文を執筆。日本では珍しい性生活の総合アドバイザーとして活動。テレビ・雑誌など国内外のメディアに多数出演。日本と台湾での書籍出版、サロン・スクール運営など、多方面で女性のための性の情報発信を行う。

オフィシャルサイト:http://olivia-catmint.com/
Twitter:@LOVECOM_OLIVIA
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